光のイコプ

FF14超絶日常系


第79話 カッパーベルデビューのタンクさん

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こんにちはイコプです。

イシュガルドは高いところが多いので、油断するとこのように滑落して、命の炎を散らすことになりますので本当みんな注意してほしいです。

 

 

レベルレに行こう!

さて、私の所属するFC「404 not Found」はガチ中のガチチームなので、午前0時を迎えた瞬間レベルレに突入するのが日課になっています。

というのはまあ完全に嘘で、土曜日の夜以外は10時ぐらいに寝てしまうことが多いのですが、この日は偶然にも土曜日の夜ですので、朝までパーリナイ踊るぜホーリナイ!そんな気分だったのです。

さっそくレベルレに行く募集をかけました。

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すると、同時にチーマーのプラン君も行きたそうに募集をかけています!!!これは!

 

 

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ここで、プラン君とレベルレに行くと、なぜか全滅したり全滅したり全滅したりする可能性が極めて高くなるので、上手に「今ちょっとレベルレっていう気分じゃなくて・・・」という雰囲気を演出します。しかし不幸にも今回は、「れべるれいくひと〜〜〜!」と叫んだ直後ですので、あのオスカーが絶賛する私の演技力を持ってしてもやや説得力に欠けました。

覚悟を決めて彼と行くことにしましょう。

 

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さあ、ダンジョンに突入です!場所はカッパーベルでした。

私と、プランと、フレンドのToruさんの三人は身内ですが、タンクの方は野良の方となりました。

 

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楽しいレベルレを成功させるために、まずはしっかりとした挨拶をします。

そうすると、「初めての参加者がいるのでボーナスが出ます」というシステムメッセージが出現。

私、プラン、トールさんはカッパーベルは当然初めてではないので、タンクさんが初めてということになります。

おお!これはガチの初心者さんでは!?

 

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まあ言うても私もプランも若葉マークを提げた初心者なわけですが、このタンクさんはさらに初心者の様子。

「若葉マークは若葉マークを見かけると何となく嬉しくなる」という現象があるのですが、その中でも自分よりも明らかに初心者だとわかると、さらに嬉しくなるわけです。これは「二年目になって初めて後輩ができた頃の部活現象」と呼ばれています。

 

 

さてそのタンクさんは初心者だからか、まったくチャットには参加されずに進んで行くのですが。

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道が分かれたりするところでは「どっちだろう」みたいな感じになったりしてて、これは完全に初心者・・・!

そして、さらに、確定的なことが一つ・・・!

タンクさん、スタンス入れてない・・・!

 

FFやったことないぜ、みたいな方のために説明しますと、スタンスというのは、タンクが敵視を自分に引きつけるために使う技でして、これはダンジョンでは基本入れっぱなしにしている技なのですね。FFやったことないぜみたいな方がこのブログ読んでる可能性ある?と今さら思いましたがとにかくそういう技です。

 

これを使ってないということは、このタンクさんは完全に初心者・・・!

であるとすれば、これは非常に大事な瞬間です!

 

というのは、ここで我々が威圧的に「タンクさんスタンス入れてください」なんて言ったら、受け止められ方によっては、

「なんかめっちゃ怒られた…ダンジョン怖い…FF引退しよ」

となってしまう可能性があるわけです。

初心者のタンクさんが緊張に震える中、勇気を出して突入したダンジョン・・・

さりげなく、傷つけることなく、プレッシャーを与えることなく。

うまいこと良い雰囲気でスタンスを使ってもらえるように導きたい・・・!

 

そう思って考えをめぐらせていると、先にプランが動きました!

 

f:id:ikopu:20191124183157j:plain「私は天の声・・・」

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さすが・・・プラン!!

あえて先輩からの助言という立場を取らず、突然の神の声を演出することで、タンクさんを追い詰めることなくアドバイスを果たせました!神様からの言葉じゃあ素直に受け入れるしかありませんからね!よくやったプラン!!さすがだぜ!!

 

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・・・

 

しかしプランからの言葉はタンクさんに一切通じていなかったのか、無言で走り続けるタンクさん。

ちょっとわかりにくかったかな?

いきなり天の声とか言い出して「何この人やばい人やん」と思われて終わっちゃったかもしれませんね。何やってんのプラン…天の声は無いわ…

 

でも、実は意思は通じていて、タンクさんが「アイアンウィル・・・アイアンウィル・・・えっどうやって使うの・・・わかんない・・・えええどうしよう・・・」みたいなパニックになりながら走っている可能性もあります。

 

そこでプランは先手を打ちました。

 

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そうさ!スタンスなんて無くなって俺たちの冒険は止まらない!

タンクさん、気にせず突っ走ってくれ!

 

 

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タンクさんには優しく、仲間内には厳しく進んで行きます。

 

 

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とはいえ、我々と一緒なら全く問題ないのですが、今後このタンクさんがダンジョンを進めていく中で、スタンスを知らないままというのは心配です。

どこかでめっちゃ怒られる可能性がある・・・そう思うと、何とか上手にここで覚えてもらいたい・・・!

 

そう思って、何とかアイアンウィルを使えるようにお伝えしたいと頑張ります。

 

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がんばってわかりやすく説明する我々。

 

 

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わかりやすく説明する。

ただ、今見直して、実はだいぶわかりにくかったのでは?と反省しています。

 

 

 

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しかしここまでタンクさんの返答は無く、これはもしかしてチャットができない環境だったり、それどころか日本語が通じないパターンなのでは?と考えました。

それならば話は早い、ここは英語を駆使して疎通を図ることにします。

 

 

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しかし遺憾ながら英語力の限界のため、突然ただ褒めただけに終わりました。

これがグローバリゼーションの壁か・・・。

 

 

 

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そして、結局スタンスは使われぬまま、ついにボスにたどり着きました。

もうこうなってはスタンスなど気にしない!

タンクさんのせっかくの初回ダンジョン、それを楽しみ抜いて終わってもらおうじゃないか!

 

ドカバキドカーン 

 

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倒したー!

 

おめでとう、タンクさん

 

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言葉こそ通じなかったものの・・・ぴょんぴょんと跳ねるタンクさんを見て、確実に俺たちの心は一つになっていたと確信します。

さあ、記念写真を取ろう。今日という日を思い出に残すんだ。

 

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そう思った瞬間タンクさんは脱出地点に消えていきました。

 

 

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やり場のないエモートをタンクさんが消えて行った脱出地点に送りました。

お疲れ様・・・そして初クリア・・・おめでとう、タンクさん・・・!

 

 


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