光のイコプ

FF14超絶日常系


第78話 捕われのチョコボ

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竜住う地、ドラヴァニア。

そこは野生のチョコボの狩猟場としても知られている。

 

ドラヴァニアのサブクエストのネタバレがあります!

さて、最近ドラヴァニアに突入しました。

ここは、イシュガルドの雪降る白い世界とは違って、イシュガルド地方ながら森や緑が綺麗な大地でして、緑が好きな私イコプとしてはとても気分がいい場所です。

 

青い太陽が降り注ぐ中、木陰で暮らす野生動物たちの姿を眺めながら散策する。

自然と人が穏やかに共存する、平和な世界が広がって・・・おや、あれは?

 

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・・・

 

 

 

チョコボが捕らえられてる!!!!

 

なんてこった全然自然と共存していない!

人が暴略のかぎり尽くしてる!

FF世界では人間のソウルメイトたるチョコボにこんなひどい仕打ちをするなんて…許せねえ…俺はもう、人を許すことが…できねえよ…!!!

 

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怒りに体を震わせながら、ふと周りを見渡しますと、なんと野生のチョコボがフラフラと歩いていました。

村人が言っていたように、ここは野生のチョコボの群生地のようですね。

そのチョコボを捕まえて売り払うことで彼らは生計を立てているようですが…こんなに長閑に暮らしているチョコボを捕まえるなんて、非道と言わざるをえません。

 

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罪も無いチョコボを檻に捕まえるなんて…

君たちはこんな優しい目をしているのに…

 

 

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ズバッ!

 

えっ痛い!?!

何々突然攻撃されたんだけど!?

野生のチョコボめちゃくちゃ好戦的なんだけど!?!

待てチョコボ俺の目を見るんだ、俺はお前の敵じゃない…むしろ仲間…そうさトモダチ…痛い痛い痛いつつくの止めて

 

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「止めんかい!!!」

 

 

 

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チョコボは倒れた。

そう、チョコボといえども、野生のチョコボはその本質は野生であり、人をみかければすぐさま襲ってくる獰猛な肉食獣なのだ。彼らを捕まえることはつまり世界を平和にさせるということなのだ。ドラヴァニアの民よ、ガンガン行こうぜ!

 

 

悲しそうなチョコボ

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さて、そんな中、また捕われているチョコボを見つけました。

しかし、このチョコボ、何だか様子がおかしいです。

 

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ずっと泣き続けている様子。

これは一体何を訴えようとしているのか?

気になりますので、近くにいた、このチョコボを捕まえたっぽい人に話を聞いてみます。

 

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ゲナレさん、あのチョコボ様子がおかしいようですが・・・・

 

 

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ふむ・・・?

ということは・・・?

 

 

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この心配そうな顔・・・

そうか・・・わかったぞ、チョコボ・・・!!

 

 

私は、ゲナレさんにこのチョコボを捕まえた場所を教えてもらい、そこに行ってみることにしました。

私のカンが正しければ、おそらく・・・。

 

 

岩肌の合間に

岸壁が切り立って、わずかに奥まった自然の巣穴に、果たしてそれはありました。

 

 

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やっぱりね、卵!!!

 

あのチョコボの心配そうな顔は、これが原因だったのでしょう。

見ると、この卵はまだキラキラと輝いており、おそらく無事なはず。

私は頷きました。

話がわかった以上、チョコボや、もう心配する必要は無いぞ。

俺に任せてくれ!

 

 

 

 

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はいっ!

 

 

 

 

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・・・。

 

静かに卵を温めます。

かの捕まってしまったチョコボは、もう捕まってしまっているのでどうしようもありません。

とすれば、今やこの卵を救えるのは私イコプザモンスターただ一人なのです。

イシュガルドの冷たい大気から、そして卵を狙う野生動物から・・・

俺が、この卵を立派に守り抜く・・・!!!

 

 

 

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いくつもの夜を過ごした。

気がつけば、春が過ぎ、夏を越えた。

私は、近くの野草と、わずかな雨露を摂り、飢えをしのいだ。

卵は暖かく、わずかな胎動を予感させるが、一向に孵る気配がない。

 

思えば、長い時間が過ぎたようだ。 

アルフィノは、タタルは無事だろうか。

そういえば竜の侵攻が近いと聞いていた。

もう戦争は始まったのだろうか。

いや、もしかしたらもう終わっているのかもしれない。

 

カサカサにひび割れた唇から、うっすらと血の味が滲む。

夢と現実との境目がはっきりしなくなってきた。

世界が暗く感じる。

今が夜なのか、昼なのか、それすらもわからない。

 

もう、私は限界だった。

 

「すまない・・・チョコボ・・・そしてお前たち・・・」

 

かすれる声で、私はそう言い残し、巣穴を発った。

 

 

 

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捕われのチョコボのところに戻ると、チョコボはまだそこにいた。

檻も足かせも無いことを疑問に思う暇もなく、私はチョコボに話しかけていた。

 

 

 

 

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私は泣いた。

脱水症に乾ききった体から、しかし涙は溢れ止まらなかった。

すまないチョコボ、俺の力が…足りなかったばかりに…

 

その時、私のその様子を黙って見つめていたゲナレさんが、口を開いた。

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 えっ逃す?

 

 

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あっそうなの?

めちゃめちゃ優しいじゃんゲナレさんそれを言ってよゲナレさん!

 

達者で暮らせ、チョコボ

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鎖を放たれたチョコボは、巣穴へと走り帰って行った。

その背中を見つめる私とシシマル。

良かった、本当に良かった・・・あの卵たちには、やっぱり本当の母が一番なんだ・・・さあ、俺たちも帰ろうシシマル。帰って暖かい宿で、美味しいミルクでも飲もうじゃないか・・・クエエー・・・はっはっはそうだよな!

 

 



 


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そんなことを考えながらサブクエストやってると全然ストーリーがすすみません!!

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