「じっちゃ、私。この空が守りたいの」
南の空に陽が沈み行く。
彼女は、その地平の彼方、イシュガルドの空に吹捲る嵐神を見ていた。
メインクエスト「暴虐の嵐神ガルーダ」までのネタバレがあります!
ある日、元気よくストーリーを進めていると、ピコンとフレンド申請がきました。
『Ladyko Kobayashi』
れでぃ・・・こ・・・?
はっ、れでぃこ!!
お前、れでぃこなのか・・・!?
れでぃこと言えば、ドラクエでは同じチームに所属する小林さんのことです。
(この人)
れでぃこ・・・!
FF始めるみたいなこと言ってたけど、始めたんだな・・・!
でも小林て・・・!
そんなガチ本名みたいな感じじゃなくてもっとファンタジーっぽい名前でよかったやん・・・!
でも容易に想像できる、れでぃこが画面の前で「苗字?付けんの?小林でいいの?」とか言いながら苗字つけてるの、すごい想像つく・・・!
早速フレンド申請を受けます。
しかし、この広いエオルゼアです。
れでぃこがあのれでぃこと同一人物であるかはまだ確証が持てません。
れでぃこが本人であるかを確かめるため、れでぃこにしかわからないような質問をすることでそのアイデンティティーを鋭く問いただす必要があります。
【正解】グリーンフラッシュ
実は、れでぃこは小笠原諸島に住んでいたことがある生粋の島の子ですので、この小笠原諸島で有名な自然現象、グリーンフラッシュを知らないはずがありません。つまり、これを速やかに答えてこそ、れでぃこその人であるとの確認が取れるというわけです。さあ、れでぃこ、その回答は・・・!?
あーこの感じ!!!これは完全にれでぃこだ!!!!
蛮神ガルーダを倒そう
さて、時は経ち。
そんなれでぃこを含めて、我々は蛮神ガルーダに行くことになりました。
幾度とない運命のすれ違いを乗り越え(ぺけぴーが寝すごすなど)、ついにエオルゼアを救う四人がグリダニアの地に集合したのです!!
紹介しましょう、蛮神ガルーダを倒すために集まりしエオルゼアの最後の希望・・・光の戦士たちを!!!
Pekepy Mandom
戦士ぺけぴー!口癖は「おれすげー悲しいよ」最近ブログのヘッダーとか書いてもらってておれすげー羨ましいよ。好きな漫画は嘘食い。
Ikopu Themonster
白魔道士イコプ!口癖は「世界中の全員がお前の敵になっても、俺だけはお前の味方だから」ただ一回も言ったことない。好きな漫画はダイヤのエース。
小林
白魔道士小林。えっ白魔道士なの!?被ってるやん!ヒーラー二枚になってるやん!さっき「私DPSだから」とか言ってたやん!まあいいか!好きな漫画は知らないけど多分ちはやふる。
誰?
「どうこれ 1080円かかったんだけど」
ロスガルに転生したプラン。
ロスガルになってとても嬉しそうな彼を見ていると、我々も嬉しくなってきます。
さっそく俺たちの素直な気持ちをお伝えします。
「違和感しかない」
「明日には直して欲しい」
「えっ1080円かかったのに?」
記念撮影をしよう
さて、ガルーダをまだ解放していなかったプランだけ、ガルーダの待つ飛空挺のところに向かいました。
ダンジョンやボスの前では、かっこいい写真を撮って気持ちを盛り上げるのが習わしとなっている我々ですが、すでにガルーダを解放済みの私たちは飛空挺の中に入れなくなっていました。
これでは4人揃っての写真が撮れず、ガルーダ前に気持ちを一つにすることができなくなってしまいますので大ピンチです。
しかしそこで私は、起死回生の妙案を思いつきました。
イコプ「よし、いくぞ!」
ぺけぴ「俺たちは・・・負けない!」
小林「みんな、絶対に頑張ろう!」
プラン「ここはカーラインカフェ 冒険者が集まる茶房さ」
決戦 蛮神ガルーダ
イフリート、タイタンという蛮神を上回る力を持つというガルーダ。
しかし、ここまでエオルゼアを冒険し力をつけてきた我々の力は、それを上回るはず!
いざ、突入です!
荒れ狂う風烟の中に現れた影・・・
ガルーダ・・・姿を見せよ!!!
見えた!お前が、ガルーダ・・・!!
あっ・・・なんか思ったよりモブ顔というか・・・
なんかそんな強そうじゃない顔してるね・・・?
そんな私の心を汲み取ってか、シドはそんなひどい悪口初めて聞いたってくらいひどい悪口を言います。「酷薄な顔」て。訴えられるレベルの悪口。
シドちゃん・・・ガルーダも女の人っぽい感じやで・・・?言い過ぎやで・・・
やはり、ガルーダさんも怒り心頭という感じになってしまいました。心中察します。
完全にキレて、にやりと笑うガルーダ
怯える私
いざ戦闘開始です。
戦闘開始前に、ブリーフィングタイムを設けます。
見た目に関しての感想で盛り上がる。
戦術面では何も作戦が浮かばないので精神面でお互いを鼓舞することで作戦会議は終了しました。
いくぞ・・・お前ら!!!!
肝心の戦闘シーンの動画が撮れていなかったので、これより先は雰囲気と話を盛り上げるためのなんとなくの捏造を介してお届けします。
猛烈な風の壁に乗って、鋭い刃のようなガルーダの羽が飛来する。
れでぃこをかばうように立つぺけぴーの背中から、れでぃこは身を乗り出すとホーリーを唱え始めた。
「おい小林!無茶するな!」
叫ぶプランの声も意に介さず、彼女は詠唱の後、範囲魔法を発動させる。
白い光に包まれ、羽は蒸発していった。
「小林、どうしてそんな!」
「私がやらなきゃ!ダメなの!」
小林はそう叫ぶと、空高く、口の端を釣り上げ笑うガルーダを見上げる。
「じっちゃと、約束したんだから!」
……
「じっちゃ、また、アノールが増えてる」
「そうか、、、」
小林は、島の見回りから帰ると、老人に向かってそう伝えた。
外来種のトカゲである、グリーンアノール。
ここ数年、この小笠原諸島で爆発的に増えている。
「このままじゃ、島の固有種はどんどんやられちゃう。私達だけの駆除じゃとても間に合わない、、、どうにかならないの?」
小林は肩を落とすと、夕暮れに赤く燃える島の丘陵を見つめた。
遠く見た目には変わらないこの島の自然も、その内実は生態系の破壊から危機を迎えていた。
「風、、、」
「えっ」
「風向きの変化が、ここ数年顕著じゃ。おそらく、外来種の生態系への混入も、この風の変化が大きく関与してある」
「風、、、それって」
「そう、イシュガルドの方角からのこの強い大陸風。恐らく、近年召喚が噂されている、蛮神ガルーダとの関連は間違いないじゃろう」
「そんな…蛮神のせいだとしたら、私達の力じゃどうにもならない」
小林はがっくりと肩を落とした。
そんな小林の傍に、老人は静かに近づくと、肩を叩いた。
「れでぃこ、これを、待て」
「・・・これは?」
小林は、老人が持つ一本の大きな杖を見つめた。
それはぼんやりと光り、不思議な力強いオーラを放っていた。
「お前の父も、母も、冒険者じゃった」
「うん…」
「第七霊災のあの日から、我々の記憶は茫として知れない。お主の両親の行方もわからぬままじゃ。しかし、れでぃこ。お前の体には、二人の血が流れておる。そう、光の戦士達の血が」
「光の戦士?」
「そうじゃ、古に伝わる、光の戦士。それは独りの名前ではない。光の力を待つ、戦士達の総称じゃ」
「つまりじいちゃは、わたしも光の戦士になれるって言いたいわけ?」
「そうじゃ、れでぃこ。大陸へ迎え。そして、そこで光の戦士達を、、、お主の、仲間を探すのじゃ」
「仲間、、、」
小林は杖を握った。
初めて握ったはずのその杖は、不思議と手に吸い付くように馴染んで感じた。
「じっちゃ…ありがとう。私、すぐにこの島に帰ってくるからね。それまで、島のこと、お願いします」
……
「ストンラァ!!」
小林の叫び声がそのまま詠唱となり、大きな岩石が遥か空へと舞い上がる。
高速で飛び回るガルーダに吸い込まれるように、石は彼女の身体を打ち付けていった。
「小癪なぁ!人の身の分際がぁ!」
「プラン!もう一息だ!詠唱を!!」
「詠唱を開始する、奴の動きを止めてくれ!」
「プロボケイション(挑発)!」
ぺけぴーの体から湧き出る見えない陽光に、ガルーダはその意思に反して突進をかける。
凄まじい風の刃に切り刻まれるぺけぴーの肉体は、しかしれでぃこ、イコプの回復魔法によってすぐさま癒えていく。
「馬鹿ナァ、、、私は嵐神、、、ガルーダなるぞ、、、!!」
「これで終わりだ!!」
プランの身体が、ガルーダのその背まで飛び上がる。
「いけーっ!!プラン!!」
「とどめを、さすんだ!」
「馬鹿、、、ナァ、、、!!」
振り返るガルーダの眼前に、一筋の刃の光が煌めいた。
「じっちゃ・・・」
翼を失った鳥のように、静かに落ちていく蛮神の姿を見つめながら、れでぃこは呟いたのだった。
「島、守れたよ・・・!」
蛮神ガルーダ討伐!
という感じで、ガルーダ倒せました!!
ヒーラー2枚で大丈夫かなと思いましたが、敵が増えた時にホーリー連発できたり、リジェネ二枚重ねでタンクが安定したりと全然いい感じで戦えました!
正直、ギミックがよくわからないうちに倒せてしまったくらいなので、若干不完全燃焼な感じすらあったり…タイタンで頑張りすぎたので、それと比べてしまってるのかもしれませんが…!
しかし、ストーリー的に「こいつが完全にラスボスやん」みたいなやつが出てきたので、我々光の戦士たちのゴールも近いのかもしれません!!
最後まで、走り抜けるぞー!!(新生)
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