光のイコプ

FF14超絶日常系


第92話 初見で下限!四人の光の戦士たちがグブラ幻想図書館に挑む

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学術都市「シャーレアン」が誇る、知識の殿堂「グブラ幻想図書館」。エオルゼア各地から集められた、莫大な蔵書が眠るこの場所も、15年前に放棄されて以来、その扉は固く閉ざされ、人の寄りつかぬ廃墟と化していた……。

隠者「マトーヤ」の使い魔に導かれ、光の戦士たちが大図書館の地下深くにあるという禁書庫に向かう。そこに隠された、一冊の研究論文を手にするために。

(コンテンツファインダーより)

 

禁書回収 グブラ幻想図書館のネタバレがあります!

禁術を求めて

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魔大陸を厚く覆うエーテルの壁。

その結界を突破し内部に侵入するためには、隠者マトーヤが生み出せし禁術が必要だった。

そしてその禁術は、「グブラ幻想図書館」の奥深くに残されし一冊の本に封印されているらしい。

 

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アルフィノとヤ・シュトラが「僕らは何だかんだあるのでイコプ一人で行ってきてくれないか」「あなたならやれるわ」と果てしなく冷たいので、仲間とは何か、友とは何か、その意味を考え直しながら、私は一人シャーレアンの南方に孤立する図書館のに向かった。

 

 

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シャーレアンの都市と共に棄てられた巨大な英知の貯蔵庫の前に立つと、辺り一面の静けさとは裏腹に、奥底に漂う禍々しい気配を感じた。

 

これは、ただの図書館なんかじゃない。

その冷気に当てられて、私の心臓は冷たい何かに鷲掴みされたような気がした。

 

ダメだ、危険すぎる。こんなところに一人で侵入するなんて出来るわけがない。無理だ、もうイシュガルドは終わりなんだ・・・すまないオルシェファン・・・。

 

私は膝から崩れ落ち、石畳の上にぽつり、ぽつりと涙の跡ができた。

しかしその涙の跡は、ふいに現れた人影に覆い隠される。

私は顔をあげた。

 

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f:id:ikopu:20200109123819j:plain「さあ行くぞイコプ。顔を上げろ」

f:id:ikopu:20200109123803j:plain「も〜!私たちがあなたを一人にするわけないでしょ?」

f:id:ikopu:20200109124040j:plain「俺たちは四人でダイニッポンだ」

f:id:ikopu:20200109123751j:plain「お前ら・・・・!!」

 

私は涙を拭き、立ち上がる。全身に力が漲るのを感じた。この四人なら…どんな敵にも負ける気がしない。

私は立ち上がると、荘厳と佇む大きな図書館の扉を開くのだった・・・!

 

 

魔の巣食う図書館 

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図書館の中は、わずかに湿った、木とインクが混じり合う香りが漂っていた。

木漏れ日に照らされた建物の壁面には億万もの書籍が敷き詰められている。

それはまさに、英知の壁だった。

 

f:id:ikopu:20200109123751j:plain「・・・」

 

広い空間の中に拡がる、さらに広大な知識の深淵を感じて、私は圧倒され、言葉を失った。時が止まったように、ただ溜息を漏らす。

人が生きて積み上げてきた歴史が、質量となって感じられるようだった。

 

しかしその時だった。

ハッと振り返ると、三人の姿がいない。

どこに?寸後、夢から覚めたように、私の耳に遠くから響くぺけぴーの悲鳴が聞こえた。

 

f:id:ikopu:20200109124040j:plain「イコ・・・プ・・・・!」

 

私は走った。ぺけぴーが、助けを求めている。私が図書館の魔力に意識を奪われている間に、すでに彼らは闘いを始めていたのだ。おそらく、この図書館に巣食う、悪き者たちと。

死なせるわけにはいかない。

俺たち四人が集まれば、どんな敵にも・・・負けるわけがないんだ!

 

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f:id:ikopu:20200109123751j:plain「退却!」

f:id:ikopu:20200109123819j:plain「散!」

 

反転する視界の隅、天に昇るぺけぴーの魂が見えた気がした。

しかしもう、振り返っている余裕はない。

ぺけぴーを襲った大きなトンボのような魔物は、その幾千の目をこちらに向けている。

私は走った。

自分だけでも絶対に助かりたいという強い気持ちが、私を支えていた。

 

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私たちは超える力を持つ。

図書館の入り口に蘇ったぺけぴーの姿を捉え、私は安堵した。

さあ、立て直そう。ここからが本当の勝負だ!

 

ガレマール論考

 

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これぞゾンビアタック。

我々が最も得意とする作戦にて、襲いくる悪魔たちを退けることに成功した。

長く捨てられおいたこの図書館は、やはり魔物の巣窟と化してしまったようだ。

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しかし組織だった動きを見せない魔物たちに、知性は感じられない。

私たちは点在する魔物たちを各個撃破し、その深層部へと進んでいった。

 

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所々に設置された読書机の周りには、書物が乱雑に散らばっていた。

ここで最後に何かを読んでいた人たちは、魔物に襲われてしまったのだろうか。

そんな様子を見ていたプランが一冊の本を手に取った。

 

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なぜだか光輝くように見えるその書物は、我々に何か重要なことを告げているかのようだ。

私たちは吸い込まれるように、その書物に目を通した。

 

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私たちは、ピンときた。

この散らばる机に残された「ガレマール階級論考」、そこに示されたこの階級名。

 

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最後にここに残っていたシャーレアン人が、我々に告げようとしている何か大切な情報に違いない。

おそらく、今後この図書館を進むにあたり、何らかの重大なギミックと関連することになるのであろう。

 

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私たちはその情報を脳裏に刻むことにした。

皇帝が、ゾス。皇族が、イェー、そして貴族がウィル。

聴き慣れない言葉だが、四人の英知を結集して、何とか覚えこむ。

我々の高い知力を持ってすれば、造作もないことだ。

 

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だがそうでもなかった。れでぃこにとっては一個を覚えることが限界だった。

しかしこちらは四人、階級は3つ。

一人一個覚えれば十分だ。

これが数の力、仲間という存在の強さ・・・。

 

しかしそんな我々は、次のページを見つめて沈黙する。

 

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続きがあった。

すごいたくさんあった。

 

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何なら3ページ目まであった。

 

 

・・・。

 

ページを見つめ、沈黙する四人。

 

幾ばくの時の後、プランがポツリといった。

 

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答えはなかった。

四人は何となくうなづくと、図書館の奥へと歩みを進めたのだった。

 

 

魔書 デモンズ・ブックウォール

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(一生懸命覚えながら進む我々が何だか楽しくなってきている様子)

 

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図書館の深層部に進むつれ、魔物のみならず、図書館を守る魔法生物のような敵も襲いかかってくる。

しかし、光の戦士たる我々が本気を出せば、造作もなく処理できる範囲だった。

この図書館、攻略見えた。

 

そう思ったその時、我々の目の前にとんでもないものが現れた。

 

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イル・・・ヘット・・・ゴー・・フェー・・エイル・・・ダス・・・・
覚えられるわけがない。

人の英知の限界を超えている。

我々はもう覚えることを諦め、楽しく皇族YEAH!だけを最後の心の拠り所に歩みを進めた。

 

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そんな我々の前に、巨大な本が現れた。中ボスだ。

狭い道を塞ぐように我々の前に鎮座する、本の姿をした魔物だ。

 

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戦闘が始まる。

見た目通り、恐ろしい強さの魔物だった。

 

しかし我々も熟練の冒険者である。

激しい戦闘を繰り返し、超える力を何度も使う中で、色のわかりにくい範囲攻撃、三万以上のダメージを受ける即死攻撃を見破っていく。

 

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(激しい戦闘の様子)

 

そして幾度目かの挑戦にて、我々は始めて奴のHPを半分以下に削ることに成功した。

いけるぞ!

希望が見えかけた、そのとき。

 

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ヒーラーイコプ、墜つ・・・!!



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ディスクロージャーディメンジョンなんちゃらみたいな技で、三万のダメージを受け粉砕、塵と化した私。

まだ奴のHPは半分弱残っている。

ヒーラーが倒れた今、もう勝てる訳が無い・・・。

 

そう俯きかけた私に、しかし。

残された三人は、諦めてなんかいなかった。

 

大きな本の向こう側、れでぃこが迷うことなく唱え始めたその呪文。

私は画面を見ながら、頬に伝う何かを、抑えることができなかった。

 

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それは、赤魔道士れでぃこによる、回復の魔術。

 

ヴァル、ケアル・・・!!

 

 

私は天から、声の限りに叫んだ。 

 

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れでぃこ、お前なら、やれる!

メインヒーラーのお前なら・・・赤魔道士というその職業で、十分に・・・

ヒーラーとして、やれるはずだ!!!

 

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わずか700強の回復量しか持たないヴァルケアル。

しかし、三人の息の合ったコンビネーションでダメージを最小限にし、ケアルを積み重ねていくことで、倒れることなく少しずつ、魔物のHPを削っていく。

 

三人に言葉はなかった。しかし、その心の声は確実に聞こえていた。

「勝つんだ」と。

 

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少しずつ、少しずつ魔物の体力が落ちていく。

押し切れるぞ、そう思った・・・しかしその時・・・。

 

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リミットブレイクに向けて、詠唱を唱え始めたプラン、その言葉が彼の・・・遺言となった。

 

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DPSプラン、墜つ・・・!!

 

 

ギリギリでケアルで耐えていたプランも、ついに力尽きる。

残されたのは、わずか二人。

タンクぺけぴー、そしてヒーラーれでぃこだ。

 

DPS亡き今、もうダメージを十分に与えることもできない。

ダメなのか、俺たちの冒険はここまでなのか。

しかし、それでも私たちは・・・諦めなかった。

 

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まだ、二人いる。ぺけぴーと、れでぃこは生きているんだ。

二人なら、二人ならやってくれる・・・!

 

 

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れでぃこのケアルを受けながら、一心に斧を振りつづけるぺけぴー。

ぺけぴーの斧、そしてれでぃこのヴァルケアル、この二つが機能し続ける限り!希望は決して

 

 

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あっ

 

 

 

 

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あぁーーーー!!!

れでぃこおおおおおおおお

 

 

 

 

 

最後に立つものは

 

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1対1。 

回復の手段を失った戦士ぺけぴーと、残りわずかな体力となった魔書、デモンズブックウォール。

二人はただまっすぐに、お互いの生死を賭けて戦う。もはや小細工は必要なかった。

勝った方が勝ち。最後に生き残った方が、勝ちなのだ。

 

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ふりしきる魔書の攻撃を避け、受け止め、そして斧を振り下ろし続けたぺけぴー。

 

天から叫ぶ三人の声を後ろに、ついに。

 

 

 

決着の時が訪れた。

 

 

 

 

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魔書デモンズウォール、圧倒的に攻略完了!!!

 

クリアだぜ俺たちのファイナルファンタジー

 

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という感じで何とか勝利した私たち。勝利にめちゃくちゃ自画自賛して喜びます。

私はもう画面の前スタンディングオベーションをして感動の拍手を送りました。

やったぞ。ファイナルファンタジークリアだ。そのくらいの気持ちでした。

 

ただ、実際には1ボスをクリアしただけだったので、この後まだまだ図書館は続きましたが・・・

 

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しかし、この【絶】デモンズウォールを討伐した我々にもはや敵はいない!

中ボスを難なく撃破!

 

 

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そしてラスボス、ドッスンとの闘い。

ギミックを見破ることに苦戦するも、超える力を上手に使うことで・・・

 

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見事に討伐完了!!!

図書館、制圧完了です!!!

 

 

 

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図書館を突破した私は、またさらにクリスタルの力が戻ってきたようで、六個中ついに五個まで解放されました。

いよいよ蒼天も大詰めということでしょうか。

 

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図書館にて首尾よく禁書を手に入れることに成功しましたので、これで、魔大陸への道が開かれることになりそうです。

 

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ダンジョンはやっぱり楽しい!この調子で紅蓮まで駆け抜けるぞ!

光の戦士たちの冒険は続く!!!

 


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