わたし自身、賭博狂だった。まさにこの瞬間、わたしはそのことを感じた。手足がふるえ、頭ががんとなった。もちろん、十回かそこらのうちにゼロが三度出るなどというのは、めったにないケースである。
ドストエフスキー. 賭博者(新潮文庫)
そこは欲望と希望、そして、破滅が住まう国ー。
ゴールドソーサー
飛空挺が黄煙の層をいくつか破ると、唐突にその国は姿を現した。
サボテンダーを象徴した人工的な建造物が、岩山に楔打たれるかのように屹立している。
その愉快な造形は、粗野な山肌の背景と相まって、闇雲な高揚感と、不思議な悲壮感を感じさせた。
飛空挺が着陸する。
大きな通路にはネオングラスが輝き、まるでそれを伝わってくるかのように、建物の奥に広がるざわめきが感じられた。
背後の砂漠の静寂とのコントラストが、その喧騒を際立たせている。
楽しげな音楽、コインが弾ける音、なによりそれらを取りかこむ人の熱が波のように押し寄せ、長旅に冷えた肌を焼いた。
「ここが、ゴールドソーサー…死の砂漠に萌え息吹く…サボテンか」
ゴールドソーサーで遊ぼう
ということで、元気よくゴールドソーサーにやってきました。これがゴールドソーサーの地図です。
まるでデズニーランド!!
色々なブースに別れていて、それぞれのところで色々なゲームが楽しめるようですね。おら俄然ワクワクしてきたぞ。
「でも、とりあえず広すぎてどこから何していいのやら・・・」
「うん・・・」
広いし、一個一個のゲームにどこから参加すればいいのかもよくわからずウロウロとする2人。
先に一通りチュートリアルを受けたるしゃも、残念ながらカタカナが多くてよく理解できなかった様子。
カタカナがダメだったとは、この日本国で生きるのにはこれまで苦労してきただろうなあと目頭が熱くなります。ていうかFF、無理ちゃう。
様々な難しそうなゲームを前にして、両者目を合わせコクリとうなづくと、もっと簡単そうなゲームは・・・とウロウロする我々。
そうしてたどり着いた先に見つけたものは・・・!
これだ!
これならわかりやすそう!!だって、これあれでしょ!?ゲームセンターにあるUFOキャッチャーみたいなやつでしょ!?それならルールも完全に理解してます!この勝負、もろた!!!
わー
どうだー
やったー!
「・・・」
しかも賞金10円。
話を聞くに、どうやらるしゃはこのカジノで稼ぎたい様子です。
何か欲しいものでもあるのでしょうか。
えっ!!
さすがFF・・・ドラクエでも複数で乗れる乗り物が実装されていましたが、FFはまさかそこまで進化していたとは・・・43人ともなると当然バスですしバスの中でもかなりのサイズが必要です。
(想像図)
すげーな・・・FFすげーな・・・ただ、すごいけどそんなに欲しくないな・・・るしゃこれ欲しいんだ・・・これ乗り回したいタイプなんだ・・・遠足とかしたいのかな・・・
まあ4人乗りの間違いでした。
MGPを稼ぎたい
さて、どうやらるしゃが求める車は、20万MGP必要とのことで、このモーグリキャッチャーでは10MGP稼げるため、2万回プレイすれば何とかなりそうです。
1回20秒でやるとして、約111時間やれば何とかなるようですね。
「どうする?」
「無理です」
ついに万策尽きたか、と思ったそのとき。
謎のアナウンスが流れてきました。
ほう!チョコボレース!
これはまさに渡りに船。
このゴールドソーサーではイベントを定期的にやってくれるようで、それに参加することでも報酬がもらえる様子です。
これはチョコボレースで万馬券を当てるのが最強の稼ぎ道に違いありません!
さっそくそれっぽいところに向かってみます。
どうやら、次のイベントは0時20分からとのこと。
イベントスクウェアというところで開かれるそうですが、それがどこかわかりません。
焦る我々。
ただ、そうこうしてウロウロ探していると、どうやらそれっぽいイベントが始まる地点にたどり着きました。
ただ、そのイベントの名前はチョコボレースではなくて、「はないきフンガー」というものでした。
るしゃ・・・気をしっかり持て・・・!!
どうやら、時間になるとはないきフンガーに参加するためのNPCがポップするようなのです。
しかし、その位置がわからず困る我々。
ただ、何となく人が集まっている場所を発見しました。
ここにいる人たちが鼻息まちなのかわからないので、勇気を出して聞いてみます。
そうだったー!
「そうらしい これみんな鼻息まちらしい」
「なんかジワる」
場所に自信が持てたので近くにあったジャンプする噴水で遊ぶ我々
はないきフンガー
時間になりました。
おもむろに。
おもむろに現れた呪術師さんに話しかけると、鼻息ショーの始まりを告げられました。
よし!やってやるぜ!これつまり、バトルロワイヤル的な感じなのかな。
そしておもむろにステージの上にワープさせられます。
そして待機。
本当この人たち、おもむろ・・・。
そして定刻になり、いざ!
イベントが始まりました!
どわーー!!
なんかでっかいの出てきたー!!!
どうやら、立っていた場所に鼻息がふんがーと吹きかけられて、ふんがーっと飛ばされなければ良しというゲームのようです!
運良く、ふんがーの初手は難なく避ける私。
「ははっこの程度の鼻息で、俺たちがやれると思ったか!」
「まったく、甘くみられても困るぜ!なあ、るしゃ・・・、る、るしゃ?!」
鼻息で、飛んでいくるしゃ・・・
やりやがった・・・・
フンガーのやろう・・・俺の大切な仲間を、やりやがったな・・・!!!
許せねえ、お前のその蛮行、来世で悔やむが良い!!!!
来い鼻息野郎、俺が返り討ちにしてやるぜ!!!
賞金をもらった
私は何回か避けられたので賞金が多かったようです。
るしゃは200円だったみたいですね。
つまり計算上あと999回鼻息ふんがーすれば車が手に入るようですので、るしゃ君には是非とも頑張って欲しいなあと思いました。
そんなところで、寝る時間になったので寝ることにしました。
「あばよ・・・ゴールドソーサー・・・いい夢見させてもらったぜ・・・!!」
The Gold Saucer
ー完ー
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